オフィシャルレポート中国編

大崎下島の御手洗町は江戸時代からの潮待ち、風待ちの港町として賑わったそうです。
現在も江戸時代から昭和初期の建物が数多く残っており、重要伝統的建造物群保存地区に認定されています。
そして、近年はアニメ映画「ももへの手紙」のモデルになったことでも知られている町です。

降り立ってみると、町並みはまさに古き昭和の日本風景。
板張りの日本家屋や当時とてもモダンだったであろう劇場跡等が、私たちをその時代へのタイムスリップに誘います。
こういう時代をテレビなどでしか見る機会はありませんでしたが、何故か懐かしく、ホッとするのは私たちがやっぱり日本人だからでしょうか?
御屋敷の中で座卓を挟んで主人と会話していると、随分前からここに住んでいたような気持ちになりました。

石畳の街並みを抜けると、その先には江戸時代からある波止場「千砂子波止(ちさごはと)」があります。 遠くから見るとそんなに大きくない普通の灯篭に見えますが、近づいてみると予想外に大きく、江戸時代からこの波止場を目指した幾艘もの船の大事な道しるべになっていたことが伺えます。

少し歩き疲れたので、休憩所で一休み。名物の柑橘類、レモンが置いてあったので、テレビ雑誌風に記念写真をパチリ。

とびしま海道の最先端は、広島県を越えて愛媛県に入ります。その最後の島は、愛媛県今治市の岡村島。私は初の愛媛県入りです。
ただ愛媛県入りとは言っても、四国の本島には道がつながっておらず、でも広島県とはつながっているという変わった場所になります。
今回ここを最終目的地にしたのは、とても夕陽が綺麗に見える展望台があるからです。瀬戸内海に沈む夕陽を高台から眺められたら、その光景はとても綺麗なはずです。

けれど、この日のお天気は「曇り時々雨」。残念ながら夕陽を拝むことはできませんでしたが、それでも瀬戸内海に浮かぶ島々の美しい景色が目に映えます。
「今日の天気のように思い通りにならないこともあるかもしれないけれど、これからも二人で力を合わせてやっていこうな!」
「うん!こちらこそよろしくお願いします!」

楽しかったドライブの帰り道、今度はどこへ行こうかな?子供を連れて「おもちゃ王国」に行きたいな。
グルメ旅だったら、私はうどん県香川に讃岐うどんを食べに、主人は下関に河豚を食べに行きたいと、次のドライブの話題が膨らみます。

そんな楽しい会話の中、VICSによると広島市内への道は「渋滞発生中」の情報が。でもそこは主人がうまく、渋滞を避けたルートを通ってくれて、無事予定通りの時間で子供たちの元へ帰り着くことが出来ました。
今度は絶対4人でドライブに行きたいです。

撮影協力

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
やまと写真館

広島県呉市宝町5-20
TEL:0823-25-3017

巨大戦艦「大和」を建造し、日本一の海軍工廠のまちとして栄えた「呉」の歴史をパネルと現存する資料で未来へ伝えていく施設です。
3階には船を中心とした科学技術の原理を操船シミュレーターなどの体験・体感を通して紹介する展示室もあり、家族そろって楽しく学んでいただけます。

かき友
広島県呉市吉浦新町1-6-6
TEL:0823-31-7032

新鮮で美味しいカキ料理をいただけるお店です。生ガキ、酢ガキ、かき飯、かき丼、土手鍋・・・とカキ料理の種類も豊富で様々なカキを堪能できます。

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