VICSセンターの位置づけ

VICSセンターでは、収集された情報を3つのメディアを通じてリアルタイムでカーナビに送信し、3つの表示タイプにより見やすく表示できるようにデータを処理・編集しています。
平成8年4月に東京圏で情報提供をスタートさせ、今では全都道府県にサービスが及んでいます。

3つの通信・放送のメディアで情報を提供

FM多重放送(NHK等の各地のFM放送局)

全国に設置したVICS-FM放送局(VICSセンターが設置)からFM放送波を利用して、県単位の広域情報を一括して提供します。
受信している県の情報と、合わせてその近隣県との県境近辺の情報が提供されます。

電波ビーコン(高速道路)

高速道路に設置され(道路管理者が設置)、電波(準マイクロ波)により、ITSスポットでは進行方向の前方1,000km程度の高速道路の道路交通情報を中心に提供します(2.4GHz帯の場合200㎞程度)。
情報の内容は、渋滞・高速道路のリンク旅行時間・規制・SA/PA情報・障害・IC間の旅行時間などです。

光ビーコン(一般道の主要幹線道路)

主要な一般道路に設置され(都道府県警察が設置)、光(近赤外線)により、30km程度先までの一般道の道路交通情報を中心に提供します。
情報の内容は、渋滞・リンク旅行時間・規制・駐車場情報・区間旅行時間などです。