オフィシャルレポート関西編

駅の近くへ戻って、レンタカーを借りることにした。
最初の目的地の道の駅「いながわ」を50音で検索して、目的地設定。ルートは5種類表示されるが、標準が無難だろう。
渋滞が嫌いな私は、VICSで詳細に道路状況を調べるのが習慣。
ルート上にほんの少し渋滞があるが、迂回するほどではないだろう。念のために調べた周辺の高速道路も問題なく流れているようだ。
およそ30分くらい走ると、地図上の赤い矢印線の渋滞箇所に入った。渋滞情報にあった通り、渋滞に差し掛かる。けれど、最初から渋滞が発生していると思えば、慌てることも、イライラすることもない。それを織り込んでもこのルートが最短なんだとわかっているからだ。
「あら、渋滞に入っちゃったわね」「うん、だけど2〜3分で抜けられるから大丈夫さ」情報どおりに数分で渋滞を抜け、クルマは山道へと進んでいった。

道の駅「いながわ」は、有名な観光地はないが、ここでは地元ならではの自慢の野菜などに出逢うことができる。噂に違わず立派に育った野菜たちが我々を迎えてくれた。
顔の何倍もあるような白菜や、手を広げた位の大きさもある椎茸など、都会では高価な、いや、まずお目にかかれないような農産物が山盛り。といいたいところだが、確かに大振りな野菜に出逢うことはできたが、到着時は夕方になっていたため、すでに残りはわずか。今度は朝イチで来ることにしよう。とはいえ、お土産には十分な量が残っていた。
「白菜も大根も人参も椎茸も買いましょう。だってこんなに安くて大きいんだもの」「おいおい、そんなに買って、今はクルマだけど、今日は新幹線で帰るんだぞ」「大丈夫よ、宅配便で送れるから」「そんな気軽に言うなよ。送料だって・・・」と言いかけて、言葉を飲み込んだ。
せっかくの結婚41周年。ここで反論するのは止めよう。というよりも、送料を払ってでもその美味しそうな野菜を口にしたいと思った欲求のほうが勝ったからかも知れない。

次の目的地は有馬温泉。関西の保養地として、全国的にも有名な温泉地だ。ただし、今回は日帰りでほんの少しだけ立ち寄ろうと思う。そこで見つけたのが、金の湯横に隣接する無料で楽しめる足湯、「太閤の足湯」だった。お店の方に伺うと、『15分ほど浸かるだけで全身ぽかぽかになります。毎日入りに来る地元の人も多く、「足や体が軽くなる」と評判です。』とのこと。
ほんの少しの有馬温泉との触れ合い、こんどはゆっくりと泊まりで来ることにしよう。

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