太平洋に突き出した岬である犬吠埼は、関東平野の最東端であり、本州の平地としては元旦の初日の出がもっとも早い場所として知られています。その先端には世界灯台100選にも選ばれた犬吠埼灯台が建っているので、まずはそちらを目的地にしました。
ナビ画面の左側にある「MENU」というスイッチを押すと【目的地】のコマンドが表示されます。今回は50音入力から目的地を絞り込んでみました。

実は、日本におけるフォルクスワーゲンの純正ナビはドイツ本国仕様をベースに日本語化したものではなく、日本のナビメーカーと共同開発した日本専用品になっています。画面のわかりやすさや違和感なく扱える操作性にはそのメリットをしっかりと感じることができますね。メニュー画面のタッチスイッチが大きくて押しやすいのも好印象です。
50音で目的地を入力していくと、予測候補が表示されていきます。メジャーな施設などは数文字入力しただけで候補が表示されるので、便利。残念ながら「犬吠埼灯台」は予測候補には出てきませんでしたが「いぬぼうざき」まで入力すると、該当リストの中に入ってきました。

場所を選択すると、【ガイド開始】や【ルートを表示】など、いくつかのメニューが表示されます。早速スタートする【ガイド開始】のほか、位置の修正や周辺駐車場の検索もサッとおこなえるのも親切。このナビは、複雑な機能を誇る上級者向けではなく、だれでもスマートに使いこなせるわかりやすさを狙っているように感じました。

ワンタッチでこの画面から推奨ルートでの案内をはじめることもできますが、今回は他のルートも確認してみましょう。【ルートを表示】を押すと、複数の候補ルートを表示してくれます。

候補ルートは「有料優先」「有料(省エネ)」「一般優先」「一般(省エネ)」「距離優先」の5パターン。省エネを打ち出した候補ルートがあるのが今どきですね。この省エネは、道路の標高差などをベースにして算出しているようです。また、各ルートに付随する情報は到着予想時刻のほか一般道の場合は距離ですが、有料道路では料金が表示されるのが判断に役立ちます。気が利いていますね。
今回は「有料(省エネ)」を選びました。

それでは犬吠埼に向かって、新宿駅西口をスタート。