カーナビ徹底検証 Vol.37

三菱電機のVICS WIDE対応カーナビ
房総半島の最南端へ

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実走テスト ステップ3

音声入力を使って目的地入力し野島埼灯台へ

観光ドライブに出かけるとき、その目的地を「岬」にする人も多いのではないでしょうか。せっかく行くなら「先端」ということで、今回は房総半島の最南端にある野島崎という場所を目指すことにします。
野島崎には「日本の灯台50選」にも選ばれている「野島埼灯台」があるので、そこを目的地として設定しましょう。

ところで、今回試した「NR-MZ300PREMI」は、目的地設定で役立つ、ほかの市販カーナビにはあまり採用されていない機能が搭載されています。それが「音声目的地検索」。他メーカーではスマホと連動させることで音声による目的地検索が可能になったりしますが、三菱電機のカーナビは外部機器の接続なしに本体だけで対応。今回は画面上の【発話】ボタンを押して音声入力をはじめましたが、「声で操作」と発話して機能をスタートさせることができるのも便利ですね。手を使わずに操作できるインターフェイスの確立も今後のカーナビの進化のひとつですが、音声認識は使うとやはり便利です。
※NR-MZ300PREMI、NR-MZ200シリーズに搭載

音声認識率も驚くほど高く、瞬時に「野島埼灯台」を目的地に設定してくれました。
音声認識は内蔵型でも機能しますが、Wi-Fiでスマホなどを連携させればクラウドを活用したより高度な検索も可能。今回は内蔵型で試しましたが、それでもサクサク動いてストレスフリー。
さすがだと感じたのは、音声ガイダンスが流れている間でも発話でき、しっかり反応してくれること。マイクに混入する音をカットし、発話した声だけを拾う技術の高さが光ります。

目的地設定が終わると推奨ルート(これは設定で変更可能)にて道案内をスタートしますが、画面下にある【変更】を押すと検索条件を変えたり、別ルートを提案してくれます。

それではスタート。
走り始めると、ルート変更のメニューに【迂回ルート】も加わりました。

わかりやすい案内のおかげで道程は順調。京葉道路の曽我インターチェンジから京葉道路に合流し、そこから館山自動車道を南へ進みます。

高速道路では高速マップに切り替わります。高速マップのサービスエリア部分をタッチすると、サービスエリア内の地図を確認できるのも便利。

もちろんETC2.0による情報も受信し、ポップアップ表示されます。この先も道程は順調ですね。

こんな表示も出てきました。VICSの情報によるもので、前方の車線規制が分かるのであらかじめ余裕をもって安全に車線変更できます。

房総半島の西側を南北に結ぶ館山自動車道は、南側へ行くとトンネルが増えてきます。

富浦インターチェンジから一般道へ。一般道を20kmほど走れば目的地です。

海に突き当たり、海沿いの道を走り始めたら野島埼灯台はもうすぐ。
海沿いの道をドライブするのは気持ちいいですね。

無事に房総半島の最南端、野島崎にある野島埼灯台に到着しました。はじめて訪れたのですが、風景が素晴らしい上にのんびりとしたいい場所です。春のドライブに最適ですね。

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