カーナビは道案内をするだけの道具ではない。そんなことを強く感じた今回の実走テストでした。
交通事故を減らすことはクルマ社会の重要課題ですが、DSSSを活用すればカーナビを安全ツールとして役立てることができます。それはカーナビの利用範囲をますます広げると同時に、カーナビの重要度を高めるものだと実感しました。カーナビは道案内する道具から、VICSで渋滞を把握するツールにもなり、さらにDSSSで事故を防ぐツールになる。そんな変化の過渡期にあることを実感できたことが、強く印象に残りました。
今回のレポートでは何度も繰り返していますが、DSSSに関しては道路側へのインフラ整備と対応車種の拡大に強く期待したいと思います。