新宿駅付近の道は複雑ですが、さすが最新のナビ。要所になると右画面に現れる拡大図が適切で、ドライバーに道を間違える隙さえ与えません。当然ながらFM-VICS情報もどんどん受信して地図に渋滞情報を表示してくれますが、地図上の道路がグレーなのに対してVICS渋滞情報は赤いのでとても目立ち、わかりやすいです。
当初、首都高速へは「外苑」から入る案内でしたが、走り出すとより短い時間で移動できる「新宿入り口」へとリルートしてくれました。

首都高速も含め、高速道路に入るとハイウェイモードとなり画面の右半分は高速道路図形となります。ここにもVICSの渋滞情報が表示され、前方の混雑状況が一目瞭然。この日の首都高速は、やや渋滞がありましたが比較的スムーズな流れでした。

ITSスポット(DSRC)は、首都高速上にたくさん設置されています。当然ながらDSRC対応ナビを搭載したパサートは、次から次へと道路情報を受信し画面に表示していきます。
まず受信したのは、急カーブを知らせる注意警戒情報。次いで約1km先の道路の様子を知らせるライブカメラの映像、渋滞の発生を知らせて追突注意を促す情報、そして広範囲の道路情報と続きました。道路状況が刻々と変わる都市高速では、最新の情報を次々に知らせてくれるメリットは大きいものです。

クルマは首都高速から京葉道路に入ります。京葉道路に入っても、ナビ画面には多くの情報が表示されました。ドライバーとしてもっともうれしいのは、DSRCにより前方の道路の混雑状況が手に取るように伝わってくることだと実感しますね。ルート選びの参考になるし、あらかじめ渋滞が分かれば減速する心構えと余裕ができるからです。