[VOL.1]インターネットのクチコミで評判のゴリラシリーズで街乗りVICSをチェック!【機種】SANYO Gorilla【区間】東京都足立区→国会議事堂
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ポータブルカーナビも、VICS対応モデルを選びたい。byライター加藤

 通常、こうした実走テストの場合は2台の車で別々のカーナビを付けて比較するものですが、今回はVICSのあるドライブをレポートするために、1台の車に2機のカーナビを取り付けて、同じコースを走るテストとしました。
 現在、ポータブルナビの市場ではFM多重でのVICS対応と、完全非対応の両者が見受けられますが、ポータブルナビでも渋滞情報を得ることで、カーナビとしての機能にプラスアルファがあることが分かりましたので、やはりポータブルであってもVICS対応ナビをチョイスすることで、よりスマートな運転ができそうです。
 ただしFM多重でのVICS情報は、県境や山間などを走行中の際は、情報の受信がスムーズにいかない場合があります。とはいえ、情報は5分おきに更新されていますので、そのまましばらく走行していると、やがて受信がスムーズになり、ちゃんと渋滞情報を案内してくれるはず。その点を考慮した上で、スマートにカーナビを使いこなしたいですね。

 なお今回テストしたGorilla両機は、GPS受信とジャイロセンサーで自車の位置を割り出して案内してくれるポータブルカーナビです。
 今回、高架上の有料道路を走っているときに突然1度だけ、下道を走っているように混乱したことがありましたが、これはドライバー側が冷静であれば対処できるレベル。それ以外の、例えば地下やトンネルを長く走るシーンでは問題なくルート案内を継続してくれました。
 なお筆者が個人的に所有している海外製ポータブルカーナビも同時に作動していましたが、地下に入ってしばらくするとGPSを見失ってしまいましたので、Gorillaのルート案内性能が優れていることを体験できました。